2025年03月21日

浴室の床のリフォーム費用相場は?安くリフォームする方法も解説

浴室の床 タイル

浴室の床が汚れてしまった、傷みが激しいなどの場合、床をリフォームする必要があります。しかし、リフォーム費用の相場はどれくらいなのか、少しでも安くリフォームするためにはどうすればよいか知りたいという人も多いでしょう。

この記事では、浴室の床のリフォーム方法や費用相場、リフォーム費用をおさえる方法などについて解説します。

浴室の床のリフォームを行うタイミングとは?

浴室の床のリフォームはいつ行えばよいのでしょうか?ここでは、浴室の床のリフォームを行うタイミングについて解説します。

床が冷たい、滑りやすいなどで困っている

浴室の床が冷たい場合や滑りやすいなどの場合には、床をリフォームすれば快適なお風呂に変えられます。とくに、高齢者がいる場合には、床が冷たすぎるとヒートショックが起きることがあります。また、床が滑りやすいととても危険です。

リフォームで床材も一新されれば、このような問題が解決され、快適なお風呂に変えられるでしょう。

カビや汚れがひどい

タイルの目地や隅にカビや汚れがひどい場合には、リフォームを行った方がよいでしょう。とくにカビが奥深くまで根を張ると、なかなか落ちなくなってしまいます。

タイルのひび割れやかけ、目地のすきまなどができてしまっている

タイルのひび割れや目地にすきまができている場合、下地に水がしみこんでしまいます。浴室の壁や床、基礎などに水がしみこむとカビや劣化の原因になります。

浴室の床の掃除が大変

古いタイプのタイルの床などは、掃除が大変な場合もあります。FRPや樹脂素材など、掃除がしやすいタイプの床に変えれば、日々のメンテナンスがしやすくなりお風呂を清潔な状態に保てるでしょう。

浴室の床のリフォーム費用相場

浴室の床のリフォーム費用の相場を、リフォームの方法ごとにご紹介します。

【浴室の床のリフォーム費用相場】

リフォーム内容 費用相場
部分的に補修する 約3万円~
床にシートを貼る 約5万円~
床を塗装する 約5万円~
浴室全体をリフォームする 約10万円~

上記の表のとおり、部分的に補修するだけ、または、床にシートを貼るか塗装するだけならリフォーム費用が安く済みます。しかし、浴室全体をリフォームするとなると大規模な工事になるので、費用が高額になってしまうでしょう。ここでは、それぞれのリフォーム方法についてご説明します。

床を部分補修する

タイルが部分的にひび割れている、目地にすきまができているなど、補修が必要な箇所が限定されている場合には、部分補修で十分でしょう。

ただし、部分的なひび割れやすきまでも、できてから長い期間が経っている場合には要注意です。ひび割れやすきまから水がしみこみ、下地にダメージが入っている場合があるためです。建物の基礎や柱、床材などが腐っていると、床の貼り替えが必要な場合もあります。

床にシートを貼る

浴室の床に防水加工されたシートを張り付けることで、床がきれいによみがえります。床を解体する必要がないため、費用をおさえてリフォームできます。防水加工された高機能なシートに貼り替えれば、床がきれいによみがえるでしょう。

ただし、床の破損や劣化、カビなどがひどい場合には、シートの下で劣化が進んでしまう場合があります。カビが増殖してしまう恐れもあるので、劣化が激しい場合には床を貼り替えた方がよいでしょう。

床を塗装する

床を塗装する方法も費用をおさえられるため、おすすめです。床を貼り替える工事を行うよりも低価格で、工期も短く済むでしょう。

ただし、もともとの床の材質がタイルやホーローの場合には、塗装できない場合があるので注意が必要です。樹脂製のユニットバスや人造大理石などの場合には、塗装が可能です。

浴室全体をリフォームする

床の傷みが激しい場合には、浴室全体をリフォームする必要があるかもしれません。タイルの傷みが広範囲にわたっている、水漏れが発生しているなどの場合には、リフォームを検討しましょう。

解体した後に貼り替える必要があるため、費用が高額になります。また、3日以上の工事期間がかかる場合が多いので、その間は自宅以外でお風呂に入れるようにしておく必要もあるでしょう。

浴室の床をリフォームする際の床材の選び方

床のリフォームを行う際には、どのような床材を選べばよいのでしょうか。ここでは、床材による違いについてご説明します。

タイル

もともとの床材がタイルの場合、傷みが発生した場所だけを部分的に補修できるというメリットがあります。また、デザイン性が高いのでお気に入りの浴室に変えることもできます。

ただし、タイルは冷たく感じる、カビが生えやすい、タイルのひび割れや目地にすきまができると下地に水がしみこんでしまうなどのデメリットもあります。滑りやすい場合もあるので注意が必要です。

最近は、滑り止め加工が施されたタイルや保温性の高いタイルなどもあるので、リフォーム会社に相談してみるとよいでしょう。

浴室用シート材

浴室用のシート材は床に貼るだけなので、工事が簡単です。ユニットバスでも従来工法の浴室でも、使えます。防水加工されており床材として高機能で、デザイン性もあるためおすすめの床材です。ただし、床が劣化しすぎている場合には、この工法は使えないためご注意ください。

樹脂素材の床材

ユニットバスなどに使われる樹脂素材の床材です。耐水性が高く、加工しやすいので滑り止め加工や水はけのよい形状にしやすいのがメリットです。ただし、汚れやすいというデメリットがあります。

FRPの床材

FRPとは繊維強化プラスチックのことです。樹脂素材よりも耐久性や耐水性が高く、高機能です。ユニットバスにも従来工法の浴室にも使えます。ただし、高機能なためコストが高いというデメリットがあります。

浴室の床リフォームを安く行う方法とは

浴室の床のリフォームを少しでも安く行うためには、どうしたらよいのでしょうか。ここでは、リフォーム費用を安くおさえる方法について解説します。これから浴室の床のリフォームを検討している場合には、参考にしてみてください。

複数のリフォーム業者に見積もってもらって相見積もりを取る

業者にリフォームを依頼する場合には、必ず複数の業者に見積もってもらい相見積もりを取りましょう。一社だけで決めると、費用相場がわかりません。複数の業者の施工方法や床材の材質などを比較し、少しでも安くリフォームしてくれる業者を選ぶことをおすすめします。

補助金制度を利用する

お住まいの市町村によっては、浴室の床をリフォームする際に補助金制度を利用できる場合があります。たとえば、要介護認定などを受けている家族がいて介護目的のリフォーム内容の場合などは、介護保険から補助金を受けられるケースもあります。

お住まいの市町村の役所に問い合わせたりホームページを調べたりして、使える補助金制度がないか確認してみてください。

床材シート加工にして費用をおさえる

上記でご説明したとおり、床を貼り替えるよりも部分的な補修やシート加工する、塗装するなどの工法の方が費用をおさえられます。とくにおすすめなのは、防水加工が施されており高機能な床材シートを貼る方法です。デザイン性にも優れているため、きれいな床になるでしょう。

まとめ

この記事では、浴室の床のリフォーム方法や費用相場、リフォーム費用をおさえる方法などについて解説しました。

ReBirth COATでは、浴室の床にシートを貼る施工に対応しています。「浴室の床が傷んでしまった」「汚れが落ちなくなった」「冷たいタイル床を何とかしたい」などといった場合に、シート施工することで、美しくよみがえります。